当店では風味豊かな蕎麦にこだわり、昔から良質な蕎麦の生産地として知られている長野県信濃町で作られる、『霧下蕎麦(きりしたそば)』と呼ばれる玄蕎麦を使用しています。
『霧下蕎麦』は長野県北部の北信五岳(斑尾山・妙高山・黒姫山・戸隠山・飯綱山)に囲まれた高原状地で昼夜の気温差が大きく春から夏にかけて霧が多く発生する所で採れる良質の蕎麦です。
当店の玄ソバ生産者石川広之氏は高品質な蕎麦を安定して生産し、平成十三年度農林水産大臣賞を受賞致しました。
当店では、石川氏から届けられる蕎麦の実を、昔ながらの小さな石臼で、自店にて挽いております。
当店では一本釣りされた鰹二年物本枯節を主に、季節に応じてサバ節を加え使用し、自店にて削り、天然利尻昆布と合わせて出汁をひいています。
もり汁は保存料を一切使用していない濃口醤油を使用しかえしを仕込み、十分に寝かせてから用いています。
かけ汁には暖かい種物でも蕎麦の風味を損なうことがないように、薄口醤油を用いた専用のかえしを使用しています。